手術をするまで

痛み止めを飲んでアスピリン喘息を発症してしまう(歯医者でもらった薬)

私の年齢は現在40代前半(2023年時点)です。
もうはっきりとは覚えていませんが、鼻炎で苦しみ始めたのは20歳の頃からです。
簡単に今までの病歴などを時系列で書いていきます。

20代前半で慢性副鼻腔炎とアスピリン喘息を患う

  • 子供の頃は特に症状なし。

  • 20代前半に結婚してアパートに引っ越して、その頃から鼻炎が始まる
    この頃はタバコは吸っていました。

  • 鼻炎がつらく職場の近くにある町医者の耳鼻咽喉科へ通い始める。
    この頃から嗅覚がおかしくなってきました

  • しばらく通院するが、劇的に症状が良くなることもなく、通うのが面倒になり耳鼻科へ行くのを自己判断で辞めてしまう。

  • しばらくすると再び症状が辛くなり、以前通っていた職場近くの町医者の耳鼻咽喉科で受診をする。
    鼻茸があるため、鼻茸を除去する手術を勧められる

  • 町医者にて鼻茸除去の手術を行う。
    局部麻酔による手術で物凄く痛かった(今まで生きてきて一番の痛み)。局部麻酔のため、麻酔の追加で注射器の針を鼻の穴に入れる様子や、ドリルのようなものでガリガリ削る状況が目に入ってくるためとても辛かった。

  • 手術後も通院するがなかなか症状は改善されない。
    嗅覚も手術によって分かるようにはなっていない。
    そのうち咳もひどく出るようになってきた。
    日によっては夜も眠れなくなるほど咳き込むこともあった。

  • 咳がつらく、耳鼻咽喉科には相談はしないで、町医者の別の呼吸器科を受診する。
    咳がつらくてもこの時はまだタバコを吸っていました。

  • 呼吸器科にて気管支を広げる薬、喘息予防の吸入薬、鼻炎対策の点鼻薬などを処方してもらい、しばらく様子をみる。呼吸器科でも点鼻薬を処方してくれるので耳鼻咽喉科には通うのは辞めて呼吸器科のみに通う。

  • 歯の痛みがあり歯医者へ行く。
    親知らずが悪さをしており、後日親知らずを抜歯することとなった。患部が腫れているため、その日は痛み止めや腫れを引く薬を処方される。

  • 翌日、職場での昼食後、痛み止めを飲んだら体に異変が起きる。
    呼吸が正常に出来なくなり、息苦しい状態となってしまう。

    すぐにかかりつけの呼吸器科へ行く。
    至急、点滴を打ち呼吸が正常に戻った。
    この時の呼吸困難は本当に恐ろしかった。呼吸器科の医師より「アスピリン喘息」と診断される。
    今後、痛み止めや、市販風邪薬の服用を避けた生活をしなければならない。
    20代前半にて、一生この生活なのか・・・と考えると落ち込むこともある。

  • アスピリン喘息慢性副鼻腔炎と付き合いながら呼吸器科へしばらく通う。呼吸器科へ通っていれば夜咳き込んで眠れないなどの辛い症状はないが、咳は相変わらず出て、鼻水、鼻づまりの症状も継続してました。
    嗅覚も全く分かっていなかったです。
    この時もまだタバコは吸っていました。
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20代中盤でタバコを辞めて喘息が楽になる

  • 呼吸器科に通院しているのにタバコを吸っているというバカなことを続けていることにやっと気付き、禁煙を決意する。当時流行っていた読むだけで絶対にやめられる本禁煙セラピーを購入して読んだがそれでもタバコは辞められなかった。

  • 趣味のサーフィンをやっている中で、ある日そこまでハードな波ではないのに巻かれて溺れかけてしまい「こんな体ではサーフィンは楽しめない」と考え、タバコを辞めることができた。

  • タバコを辞めると魔法が掛かったように咳が出なくなる。
    鼻炎の症状の方は相変わらず良くない。嗅覚に関しては全く分からない。
    匂いは微塵も感じることがない。
    至近距離でどんなに匂いが強い物を嗅いでも全く分からない。

  • 呼吸器科の先生に「咳の方は良くなってきたが、嗅覚障害を何とか治したい」と相談をする。
    耳鼻咽喉科の受診を勧められる。

  • 過去に行った町医者とは別の町医者を受診してみるが症状が良くなることはなかった。

  • 職場にて、過去に慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の手術をしたことがある人に話を聞くことができた。
    市外となるが、その人が手術をした病院を紹介してもらう。

  • その病院は総合病院の規模まではいかないが耳鼻咽喉科専門病院で、手術の評判が良く、有名で県外からも患者が訪れてくる様な病院である。家から車で1時間20分程の距離だが受診してみることにしました。

  • 問診や鼻の中をカメラで確認したり、CTを撮ったりしました。
    ステロイドの治療薬を処方され様子をみることになりました。

  • セレスタミン、リンデロンA液を使用すると鼻の閉塞がなくなり匂いを感じることができました。
    私は手術をする覚悟でこの病院へ来ましたが、担当の医師からは

・手術をしてもまた鼻茸は再発する可能性はある
・薬で状態をコントロール出来ているなら薬を服用していた方がいい
・薬が効かない場合は手術をすすめる

と言われたのを覚えています。

呼吸器科の通院は吸入薬を処方してもらため継続していました。

この頃はまだ好酸球性副鼻腔炎の存在すら知っていませんでした。